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こんにちは。
rinです。
GWも終わり、いつも通りの日常ですね。
次の祝日は7月のようなので、そこまで頑張っていきましょう!
さて、本日は私の会社員時代のお話をしようかと思います。
楽しいときももちろんありましたが、なかなかブラックだったんじゃないかと思っています(笑)
その職種とは・・。
会社員時代の職種は【イベント制作会社】でした。
イベント制作会社と聞くと多くの方がフェスやコンサート、展示会などを思い浮かべるかと思います。
実際は華やかな現場もあれば裏方のみの仕事もあり幅広くいろいろな業務があります。
その業務をこなすにあたっては時間が常に足りなく、残業は当たりまえで本番前は家にも帰れなかったので
会社近くのホテルを取ってシャワーだけ浴び、仮眠を2時間程度して再度出社する感じでした・・。
業務内容を少し詳しくご説明します。
【主な業務内容】
- イベントの企画
- スケジュールの作成
- イベント会場の選定・ロケハン
- イベントスタッフの選定・発注
- 全スタッフの食事や宿泊、移動手段の確保(通称アゴ・アシ・マクラと言います)
- 現場に必要な運営マニュアルの作成
- 現場で使用する細かな運営備品の選定、購入
- ステージがあれば進行台本の作成
- MCの選定
などなど。大きくは上記の業務となり、1名~2名ほどで行います。
また、内容によっては別会社と協力して仕事をすることも多くあります。
それでは少し詳しく見ていきましょう。
イベントの企画
イベントの企画とは、クライアントからの要望を聞いて具体的にどのようにイベントを行っていくかを資料に落とし込む作業です。
打ち合わせを何度も行い、要望を吸い上げて一緒に作り上げていきます。
どんな方々にどんな内容で楽しんでいただくのか?(方向性の決定)
どのような場所・会場で行うのか?
最終的なゴールはどこに設定するのか?(来場者や参加者の満足度?販売促進?)
など細かく具体的にディスカッションして少しずつ決定していきます。
スケジュールの作成
上記の企画と共に全体的なスケジュールを作成します。
本番日を決定したらスタッフや食事、会場の選定などをデイリーのスケジュールで落とし込みます。
いつまでに何を決めなければいけないのかを明確にし、クライアントとスタッフ全員の共通認識を持つためです。
このスケジュールをもとに今後は作業を進めていくことになります。
イベント会場の選定・ロケハン
企画内容を打ち合わせしながら次はイベント会場を選定します。
企画に沿ったイメージをもとに、雰囲気やロケーションも考慮して会場をリストアップします。
それをクライアントへ見てもらい、何候補か絞って決めていきます。
候補が絞られたらクライアントを一緒にロケハン(ロケーションハンティングの略)を行います。
これは会場のイメージや雰囲気、会場の作りなどを確認しに行くいわば下見です。
下見の際には機材の確認や写真を撮影して必要あれば再度クライアントと打ち合わせを行います。
特に問題なければ本番日の日付の確認と会場の決定となります。
イベントスタッフの選定・発注
会場が決定したら当日・準備に必要なスタッフ数を選定して人を探しはじめます。
これは基本的に派遣会社に委託することが多いです。(自社で派遣業務を行っていれば自社で完結できます。)
業務に見合ったスタッフを選定及びスケジュールの確保をします。
しかし中々いい人材が見つからない時もあります。。
その場合は何社か声をかけることも実際にあったりします。。
全スタッフの食事や宿泊、移動手段の確保(通称アゴ・アシ・マクラと言います)
それに伴い、当日・準備に必要な食事(お弁当など)や宿泊、および移動手段を考えます。
食事は基本的にロケ弁を発注することが大半です。(有名なところだと金兵衛さん、鳥久さん、今半さんなど)
必要あれば早朝や深夜でも配達してくれる業者を探します。(準備は日中できるとは限らないので)
スタッフのモチベーションにもつながるので慎重に選びます。
移動手段はレンタカーか公共交通機関を使用します。
遠方の場合は飛行機や新幹線のチケットの手配もします。
宿泊は必要であれば場所を探して手配します。
宿泊場所は繁華街の近くが多かったです。
なぜなら仕事終わりに飲みに行くことが大半だからです。(笑)
深夜1時に終わろうが「飲みに行くぞぉぉーー!」の号令でみんなで酒に溺れます(笑)
朝まで飲むこともザラにありますので、翌日は大体二日酔いです(笑)
しかし基本会社の経費なのでただで地方のおいしい料理を食べられるのはものすごくよかったです!(笑)
ただお店探しや予約も業務のうちなのでこちらも労力や気遣いで疲労する内容です。。
ちなみに個人のみの宿泊は基本「じゃらん」でとってました!
現場に必要な運営マニュアルの作成
当日にスタッフとして入ってもらう派遣の方たち向けに資料「マニュアル」を作成します。
この現場は何をする場所で自分たちの業務内容を把握してもらうためです。
そのマニュアルに従って仕事をこなしてもらいます。
なので分厚い資料になり、作成には膨大な時間と労力を使います。
説明するのも一苦労です(笑)
基本的にはこのマニュアルを作成および説明する人を「運営ディレクター」と呼び、
本番日当日はこの人を中心に運営していくことになります。
なので責任重大です(笑)
現場で使用する細かな運営備品の選定、購入
イベントで使用する備品関係も内容から想定し、購入していきます。
テープや文具、タオルやファイル、時にはプリンターなど用途様々なものをリストアップし購入を検討します。
購入したものは当日現場にすべて納品し、使用していきます。
主に控室周りの備品類(主に消耗品)を準備の段階でセッティングを行います。
これも買いに行ったり選定したりとかなり労力が必要です。
ステージがあれば進行台本の作成
これはイベントにステージなどがある場合に作成するものです。
運営ディレクターが作成する場合もありますが、基本は「進行ディレクター」と呼ばれる方が作成し、
準備~当日の説明、進行を行います。
スケジュール通りに進むように時間を見ながら台本の内容で進めていきます。
ステージに「演者」がいればそのケアやリハーサルも取り仕切ります。
ここで芸能人などが演者としてアサインされる場合もあります!
MCの選定
上記の進行ディレクターがイベントの雰囲気や内容を見てMCを選定します。
何名か候補を出し、時にはボイスサンプルも提示して決定します。
事前に打ち合わせも参加してもらい、イベント当日に滞りなく進行してもらいます。
余談
このように様々な業務を1名or2名で行っていくのです。
準備期間も短いものから長いものまでありますので、案件の時期が被ったりすると
なかなかハードになり、泊まり込みで作業することになります。。
なお、自宅での作業は情報漏洩のリスクがある為基本的にNGです。
コロナ過の際は細心の注意を払い、PWの設定や公共のWi-Fiには接続しないなど
禁止事項を守りながら会社用のPCで自宅作業をしていました。
終わりに・・。
とにかくキツイ仕事ではありましたが、その中で他社の同年代の方と仲良くなり、
食事や仕事の仕方などを共有し切磋琢磨しながら成長していったことは今でもよい経験だったなと思います。
様々なイベント現場で怒られながら
・次やることを察知して先回りすること。
・みんながどうしたらモチベーションを高く維持して快く仕事ができるのか。
・イベントを成功に導くためには何をすればよいのか。
など、常に頭をフル回転させながら仕事をしてきました。
そのおかげもあってか、突発的に何かイレギュラーなことが起こっても動じなくなりました。
慌てず、考えて、解決することができるようになったことは最大の成長だなと思います。
ぬるい環境よりも厳しい環境に置かれたほうが人は成長するんだなとしみじみ思います。
なのでこれからも自分自身をあえて厳しい環境に放り込んで少しでも成長できるように精進していきたいと思います。
次回はキッチンカーを運営していた頃の話でもしようかと思います!
お楽しみに!
rin